京都大学に入学し、一人暮らしを始める学生の皆さん。新たな門出おめでとうございます。
初めての一人暮らしには憧れがある反面、何かと不安や悩みを抱えやすいものです。キャンパスや周辺エリアの施設やイベントを活用し、充実した学生生活を送りましょう。よくある不安や悩みを事前に知ることで、不安解消に繋がります。困った時は先輩や地域の人々に相談することも大切です。新たな環境での一人暮らしを楽しみながら、素晴らしい大学生活を送ってください。
以降の章では、京都大学での一人暮らしにかかる費用について解説します。家賃や食費など、一人暮らしに必要な費用の目安を知って、学生生活のイメージをしてみましょう。この記事では、京都大学生の一人暮らしにかかる費用をまとめてみましたので参考にしてみてください。
京都大学の一人暮らしに必要な費用の目安は?
ここでは、京都大学生の一人暮らしの費用に関して、各項目でまとめてみました。入学時にかかる費用・毎月の費用での整理になります。また、各セクションでまとめる具体的な項目は以下の通りです。
【入学時にかかる費用】
・入学金や学費
・引っ越しの初期費用
【毎月の費用】
・毎月の収入
・毎月の支出
入学時にかかる費用
京都大学の年間の授業料は535,800円に設定されており、国立大学の中では平均的な価格です。その他入学料に282,000円、検定料に17,000円かかる計算です。申し出により前期分納入の際に、後期分も併せて納入することができます。授業料を2期滞納した場合は除籍となりますのでご留意ください。 このセクションでは、「学費」と住居の「初期費用」を解説します。入学に必要な費用の目安を知って、スムーズに入学準備を進めましょう。
学費
京都大学に入学する場合は、学費の支払いが必要です。学費は、大きく分けて入学金と年間の授業料に分けることが出来ます。1年次以外は入学金は必要ありません。今回は、京都大学の入学時にかかる学費について解説します。京都大学には奨学金制度が充実しており、学業成績や家庭の経済状況に応じて、学費や生活費を支援してくれる制度も存在しています。また、国内外のさまざまな助成金や奨学金も利用可能です。
京都大学に進学する際には、学費だけでなく、生活費や教材費なども必要となるため、事前にしっかりと費用の見積もりを行い、奨学金や助成金などの支援制度を上手に活用することが大切です。
以下は、2022年度入学者分の京都大学の学費の一覧(抜粋)です。この他に別途費用が発生する場合があります。学費の詳細については京都大学の学生募集要項・入学手続要項で必ずご確認ください。

引用元:京都大学公式HP
※在学中に授業料の改訂が行われた場合には、改訂時から新たな金額が適用されます。
※原則として、5月、11月の2回に分けて納入します。
前期分: 5月中
後期分: 11月中
に納付してください。
納入方法については、「入学料・授業料納入方法」をご覧ください。
申し出により前期分納入の際に、後期分も併せて納入することができます。
在学中に授業料が改定された場合は、改定時から新授業料が適用されます。
授業料を2期滞納した場合は除籍となりますのでご留意ください。
なお、平成28年度以前の入学者で平成28年度から引き続いて授業料の滞納がある場合は、従前どおり4期滞納で除籍となります。詳細は「授業料滞納者の取扱いについて」をご覧ください。
住居費初期費用
住居を新たに借りる場合、住居費以外にもさまざまな初期費用がかかります。代表的な費用として、敷金、礼金、仲介手数料、保証金、火災保険料などがあります。敷金は、退去時に部屋の清掃や修繕費用として引かれるため、家賃とは別に一定の金額が必要です。礼金は、部屋を借りるために支払う謝礼金のようなもので、敷金同様に家賃とは別に支払う必要があります。仲介手数料は、不動産会社に支払う手数料で、家賃の数ヶ月分が一般的です。保証金は家賃滞納などの場合に備え、退去時に返金される場合があります。火災保険料は、火災保険に加入するために支払う保険料です。
これらの初期費用は、住居費と合わせて支払う必要があるため、契約前にしっかりと把握しておくことが重要です。また、初期費用の金額は住居の場所や条件によって異なるため、比較検討を行い、予算に合った住居選びが必要です。
※データとしては、弊社で行った2021年度の実際の契約でかかった費用を元に作成しております。一部分かりやすいようにデータを整理した形で掲載しておりますので参考程度にご覧ください。

※実際の物件で参考の費用を見ることができます。こちらからご確認ください。
その他に、引っ越し費用・家具家電費用もあります。
あくまで目安ですが、引っ越し費用は、5~8万円程度、家具・家電費用で9〜12万円程度をみておくと良いのではないでしょうか。
毎月かかる生活費
京都大学生の生活費は、学生の生活スタイルによって異なります。一人暮らしをしている場合、家賃や光熱費、食費などの生活費が必要です。食費に関しては、自炊する場合と外食する場合で大きく異なります。自炊する場合は、1日あたり2,000円程度が必要です。一方、外食する場合は、1回あたり500円〜1,000円程度が目安です。交通費に関しては、京都市内であれば、自転車や徒歩で移動することができるため、月に5,000円程度で済む場合が多いです。また、教科書や学費など、学校に関する費用も必要です。京都大学生は、自分の生活スタイルに合わせた生活費の管理が必要であり、アルバイトや奨学金などを活用して、健全な学生生活を送ることが求められます。
※以下、記載内容は弊社実施アンケート「ナジックひとり暮らし学生実態調査」(2019年11月)ならびに弊社調べ(2023年7月)を基に作成しています。一部の学校では、周辺の学校・地域の調査結果からの推計を参考値として掲載しております。
収入
京都大学の学生生活では、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトをする方も多いでしょう。アルバイトの種類や時給、勤務時間などによって、収入は大きく異なります。京都大学生のアルバイトは、多様であることが特徴です。京都は、観光客に人気のある街であり、観光業界のアルバイトが多数存在します。また、京都には多くの飲食店があり、フロアスタッフやキッチンスタッフの募集も多いです。
今回は、京都大学生の毎月の収入について解説します(データが不足している場合は近隣大学のアンケート結果もサンプルとして参考にしております。)
ここでは、京都大学生の1ヶ月の収入を「仕送り・アルバイト収入・奨学金・その他」で分けて目安を出してみました。以下参考にしてみてください。
【仕送り】


アルバイト収入のレンジとしては、4万円以上〜6万円未満の学生が多いようです。土地柄収入が高いのかもしれません。上記は京都大学の全キャンパスの調査結果によるものではありませんので実数と乖離する部分はありますが、例えば、5万円が1ヶ月のアルバイト収入だとすると、本校キャンパス・宇治キャンパスは京都府の最低賃金が968円なので、51.65時間/月が1ヶ月のアルバイトに費やす目安時間といえるのではないでしょうか。
※引用元:京都労働局 労働基準部 賃金室(HP)
【その他(奨学金・その他)】
データとしては「学生生活実態調査」を参照します。奨学金は20,380円、その他は3,900円とのことです。同じく調査対象が異なりますが、数値を足してみると1ヶ月の目安の合計支出が分かるでしょう。
※引用元:学生生活実態調査レポート
支出
京都大学の1ヶ月の支出を「食費・住居費・交通費・娯楽費・書籍費・勉学費・日常費・電話代・その他・貯金・繰越」で分けて出してみました。以下参考にしてみてください。
まとめると、食費が「2万円以上〜2.5万円未満」が最も多く、住居費が「2万円以上〜4万円未満」、娯楽費が「1万円以上〜1.5万円未満」、交通費(3,850円)、書籍費(1,700円)、勉学費(1,900円)、日常費(7,520円)、電話代(3,110円)、その他(2,310円)、貯金・繰越(14,300円)となるようです。
同じく調査対象が異なりますが、数値を足してみると1ヶ月の目安の合計支出が分かるでしょう。
では、以下それぞれ細かく見ていきます。
【食費】


【住居費】
ー本校キャンパス→家賃+管理費:74,306円
ー宇治キャンパス→家賃+管理費:50,166円
※引用元:2021年度弊社にて契約された京都大学生の実際の家賃+管理費データ
【その他(交通費・書籍費・勉学費・日常費・電話代・その他・貯金・繰越)】
こちらのデータとしては「学生生活実態調査」を参照しておりますので、全国の学生を対象とした調査に付き、京都大学生のみでないことにご注意ください。
交通費(3,850円)、書籍費(1,700円)、勉学費(1,900円)、日常費(7,520円)、電話代(3,110円)、その他(2,310円)、貯金・繰越(14,300円)
※引用元:学生生活実態調査レポート
京都大学の一人暮らしに必要な仕送り額の目安は?
京都大学に通う学生の中には、勉強で忙しく、親や家族からの仕送りで生活費をまかなっている方も多いでしょう。男性に比べて女性のほうが、揃える必要のある家電が多かったり、セキュリティ設備の整った家を選ぶ必要があったりするため、初期費用が高くなることが多いようです。今回は、京都大学生の毎月の仕送りについて解説します。仕送りの相場や使い方などを把握して、親御さんは仕送り額の目安に、学生さんは適切な生活費管理を心がける参考にしましょう。
内容としては先述と一部重複しますが、京都大学の一人暮らしに必要な仕送り額の目安は、「4万円以上6万円未満」が最も多く、次に「2万円以上4万円未満」、「仕送りなし」と続くようです。
仕送り額一つをとっても、ばらつきがあるようです。あくまで参考としてご覧ください。
【仕送り】

京都大学の一人暮らしの悩み解消・費用節約する方法
一人暮らしにおいて、悩みを解消するための方法と費用節約する方法を紹介します。一人暮らしでは、家事や生活全般での悩みが出てくることがありますが、解消する方法としては、自炊や断捨離、時間の使い方の見直しなどがあります。また、京都大学にはカウンセリングルームもあり、専門家に相談することも可能です。学生相談部門では、学生の皆さんの学生生活上のさまざまな悩みの相談や、教職員の皆さんの学生との関わり方についての相談に応じていますので、気軽に相談してください。
食費を抑える・栄養バランスを考える
食費は節約のポイントです。スーパーで安売り品を狙ったり、大量に調理して冷凍保存することで、無駄な買い物を減らし食費を抑えることができます。また、公共交通機関を利用することで、自動車やバイクなどの車両費用を削減できるでしょう。家電製品や家具などは中古品を購入することで、大幅にコストを抑えることができます。 一人暮らしは悩みや費用面での課題が多いですが、上記のような方法を取り入れることで、健康的で経済的な生活を送ることができるでしょう。
弊社で取り扱う京都大学生向けの学生マンションは、食事付きの物件もあります。食事付きサービスに関しては、詳しくはこちらからご確認ください。
■京都大学の食事付き学生マンション一覧
安心・安全の住環境
京都大学周辺には、学生専用のマンションやアパートが多く、防犯対策が徹底されています。管理会社による巡回やセキュリティカメラの設置など、さまざまな対策が行われています。さらに、京都市内は治安が比較的良いため、夜間でも比較的安心して生活することが可能です。ただし、自転車や貴重品などの盗難には注意が必要です。また、地震が多い地域であるため、防災対策も重要です。学生専用のマンションやアパートでは、耐震性の高い建物や、地震時の避難訓練などが行われています。京都大学生は、自分自身でも防犯や防災について意識し、周りの人と協力しながら、安心・安全な住環境を確保することが大切です。 初めての一人暮らしは、楽しみと同時に不安な部分をもつ学生・親御さんもいるのではないでしょうか。
弊社で取り扱う京都大学生向けの学生マンションは、セキュリティ重視な物件が多く、また中には女性専用(フロアを含む)、学生専用、管理人在駐といった物件もございます。安心した学生生活を送りたい方におすすめの物件が揃っているので、気になる方は以下からご確認いただけます。
■京都大学の学生マンション一覧
・吉田キャンパス
・宇治キャンパス
・桂キャンパス
■京都大学の女性専用(フロアを含む)の学生マンション一覧
・吉田キャンパス
京都大学生の一人暮らしの特徴
あくまで弊社で行った一部の学生に対するアンケート結果にはなりますが、京都大学生および周辺大学生の中には、「覆面調査モニター報酬」「メルカリやラクマなど、フリマサイトを利用した物品の販売」「懸賞への応募」などで収入確保をしている学生もいるようです。
食事に関しては、「自炊することが多い」が59.16%と最も多く、次に「外食が多い」が16.66%、「弁当やお惣菜が多い」が14.16%、「インスタント食品が多い」が4.16%と続き、これも京都大学生の一人暮らしの特徴として参考にしてください。
京都大学生の費用【学費免除・奨学金・特待制度は?】
※以下、過去の情報を元に作成しておりますので、正確な情報は先に上げた各大学の公式HPを参考にしてください。
京都大学では、多くの学生が安心して学べるよう、学費免除や奨学金、特待生制度などの支援制度を設けています。
学費免除には、学業成績優秀者に対しての免除制度や、家庭の経済状況が厳しい学生に対する免除制度などがあります。奨学金には、日本学生支援機構をはじめ、京都大学が独自に設けた奨学金制度も存在します。特に、京都大学が独自に設けた奨学金制度には、日本の若手研究者を育成するための「京都大学学術奨励賞」と、人材育成のために留学を支援する「留学生特別奨学金」があります。
これらの支援制度は、京都大学のミッションである「真理を求めて自由に学ぶ者の育成」を支援することを目的として設けられています。さらに、学生支援に力を入れており、専門的な相談やサポートも充実していますので、安心して学ぶことができ可能です。
まとめ
京都大学生の一人暮らしの特徴は、古都の風情を生かした住環境に恵まれていることです。多くの学生が、アパートやマンションを借りて暮らしています。これらの住居は、古い町並みに溶け込むように建てられ、京都ならではの美しい景観を楽しめるでしょう。また、京都はグルメの街としても有名であり、一人暮らしの学生は、美味しい食事を堪能できるでしょう。一方で、一人暮らしの学生は、自分で家事全般をこなさなければならないという大きな責任があります。周囲に友人や家族がいないため、孤独感を感じることもあるかもしれません。しかし、一人暮らしの経験は、自立心や責任感を培う上で非常に有益なものです。京都大学の学生たちは、一人暮らしを通じて、大人としての成長を遂げることができるでしょう。
さらに、京都大学は、全国から優秀な学生が集まる名門校であり、学生たちは個性的で自由な生き方をする傾向があります。一人暮らしをすることで、自分自身のペースで生活でき、自分の好きなことに時間を費やすことができます。
京都大学生のよくある質問
Q: 京都大学に入学するためにはどのような試験が必要ですか?
A: 京都大学に入学するためには、一般的に大学入試センター試験や国公立大学入試などに加え、京都大学独自の入学試験があります。詳細な情報については、京都大学の公式ウェブサイトを確認してください。
Q: 京都大学の学部・学科数はどのくらいありますか?
A: 京都大学には、総合人間学部、文学研究科、教育学研究科、法学研究科、経済学研究科、理学研究科、医学研究科、工学研究科、農学研究科、生命科学研究科、情報学研究科、薬学研究科、グローバルエンジニアリング、先端学際科学、エネルギー科学研究科の15の学部・大学院があります。
Q: 京都大学では留学制度や国際交流に力を入れていますか?
A: 京都大学は、留学制度や国際交流に積極的に取り組んでいます。留学生を受け入れるだけでなく、自ら海外への留学を推進するなど、グローバルな教育環境を整備しています。また、海外大学との共同研究や国際学会の主催など、国際的な研究活動にも力を入れています。具体的な情報については、京都大学の公式ウェブサイトを確認してください。
-参考書類-
※引用元:https://www.univcoop.or.jp/press/life/pdf/pdf_report57.pdf
※引用元:https://tokyu-nasic.jp/news/img/20200127.pdf
※上記の記載内容は弊社実施アンケート「ナジックひとり暮らし学生実態調査」(2019年11月)ならびに弊社調べ(2023年7月)を基に作成しています。一部の学校では、周辺の学校・地域の調査結果からの推計を参考値として掲載しています。