マンションを見上げた背景に青空

大学生で、初めての一人暮らしを始めようとお部屋探しをしていると、「賃貸物件のマンションとアパートのどちらが良いのだろう?」と迷う方も少なくありません。


そこで本記事では、賃貸物件のマンションとアパートの違いを、賃料・遮音性・耐震性の面で比較し、それぞれのメリット・デメリットや、どのような方に向いているかなども解説しますので、納得できるお部屋探しの参考にしてください。

賃貸物件のマンションとアパートの違い

マンションは主に、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)などで建てられた3階建て以上の集合住宅を指し、アパートは主に、木造や軽量鉄骨造で建てられた2・3階建て程度の共同住宅を指します。


アパートとマンションでは、建物の構造や設備の違いから、「賃料」「遮音性」「耐震性」などに差が出る傾向があります。それぞれの違いを理解することで、ご自身に合ったお部屋選びをすることが可能です。

賃料

一般的には、マンションに比べてアパートの方が賃料を抑えやすいといえます。これは、アパートに多い木造・軽量鉄骨造の低層物件は、鉄筋コンクリート造(RC造)などのマンションに比べて建築コストや共用部の設備・維持管理コストが抑えられやすいからです。


一方で、マンションはオートロックやエントランス設備、物件によってはエレベーターなどの共用設備が充実している場合があり、その分の費用が賃料や管理費(共益費)に反映されることがあります。

遮音性

建物の構造の違いから、遮音性にも差があります。遮音性が高い傾向にある構造は「鉄筋コンクリート造(RC造)」「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」であり、マンション建築で採用されやすい構造です。


対してアパートは、「木造」「軽量鉄骨造」で建築されることが多いため、構造的には遮音性が低くなりやすい傾向にあります。


また、遮音性は構造だけで決まるものではなく、壁や床の厚み、窓の仕様、間取りなどによっても変わるため、あわせて確認することが大切です。

耐震性

マンションとアパートでは、耐震性に差が出る場合がありますが、その違いは遮音性と同様に建物の構造によるものです。一般的には、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は耐震性に優れていると考えられています。

しかし、1981年6月1日に施行された「新耐震基準」を満たした建物・家屋であれば、構造に関係なく、震度6強〜7に達する程度の大規模地震でも倒壊・崩壊を防ぐことが目標として求められています。また、最近では、建築基準法が求める以上の耐震性能を持つ木造住宅も存在します。

出典元:林野庁「木造住宅の耐震性について」

https://www.rinya.maff.go.jp/j/mokusan/taishin.html

マンションのメリット・デメリット

アパートとの違いを踏まえたうえで、賃貸マンションに住むメリットとデメリットについて解説します。

メリット

まずは賃貸マンションのメリットについてです。

・耐震性・耐火性の面で安心感がある(構造や築年数による)

・気密性・断熱性が高い傾向がある(物件の仕様による)

・耐久性が高い傾向がある

・周りの生活音を感じにくい

・室内・共用部の設備が充実している物件がある


地震や火災への強さ、気密性と耐久性が高い傾向にあること、生活音を感じにくい点などは、構造の違いによるメリットといえます。木造に比べ、マンション建築で用いられることが多い鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)など、コンクリートで造られた建物は耐久性の面で有利になりやすいでしょう。


またエレベーターやオートロックなど、利便性やセキュリティに優れた設備がある物件が多く、オール電化やシステムキッチンが完備されている物件もあるため、快適な生活を送りやすいと感じられる点も、メリットのひとつです。

デメリット

マンションに住むと、次のようなデメリットを感じることがあるかもしれません。

・賃料や管理費が高くなりやすい

・エレベーターが使えないと不便

・結露やカビが出やすい

鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)で建築されていたり、設備が充実したりする賃貸マンションの場合、賃料や管理費が高めに設定される傾向があります。そのため、賃料をできる限り抑えたい場合は、アパートの方が条件に合う物件が見つかりやすいといえます。

また、エレベーターが設置されていても、故障した場合や有事の際など、エレベーターが使用できないと、外出が不便になることがあります。

さらに、コンクリートで造られた気密性の高い構造では、結露やカビが発生しやすい点もデメリットのひとつです。換気状況や室内外の温度差、日当たりなどの影響で発生することもあるため、定期的に換気を行う、除湿機を設置するなどの対策を施す必要があります。

マンション住まいに向いている方の特徴

部屋の鍵を手渡ししているところ

賃貸物件のアパートとマンションには、賃料・遮音性・耐震性などに違いがありますが、どのような方がマンション住まいに向いているのでしょうか。


ここでは、マンション住まいに向いている方の特徴を2つのポイントから解説します。

防犯性・遮音性・寒暖差などの快適性を重視したい方

生活の快適性を重視する場合は、賃貸マンションを選ぶと安心です。鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物は、木造建築物と比べて遮音性や気密性に優れており、比較的静かで、室内の温度が安定しやすく、夏や冬でも快適に過ごしやすい傾向があります。


また、エントランスのオートロック機能や防犯カメラなど、セキュリティ設備が整っている物件も多いため、防犯面でも安心感を得られるでしょう。

ご近所付き合いの距離感を重視したい方

他の入居者との距離感を保ちたい方にも、マンション住まいがおすすめです。物件によっては住戸数が多く、共用部の利用も分散できることもあるため、近隣との関わりが必要以上に増えにくいと感じる場合があります。

また、生活音が気になりにくい傾向があるため、静かな住環境を重視したい方はマンションを検討するとよいでしょう。

賃貸物件のアパートに住むメリット・デメリット

続いてはアパートに住むことのメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

アパートに住むとマンションに比べて、次のようなメリットがあります。


・賃料・管理費(共益費)が抑えやすい

・湿気がこもりにくい傾向がある

・人との関係性が生まれやすい


まず賃料や管理費(共益費)が安いことが多く、ランニングコストを抑えやすいことがあげられます。木造であれば、換気や日当たり、断熱性能などの条件にもよりますが、通気性が良く結露やカビが発生しにくいので、賃料を抑えながら快適な生活を送れるでしょう。


また、アパートはマンションに比べて、限られたスペースでも安価に建設できる傾向があるので、駅近物件など利便性の高い物件を選べる可能性があります。ただし、こうした物件は数が多くなく、地域によって事情が異なる点には注意が必要です。


さらにアパートは住戸数が少なく、ゴミ置き場や駐輪・駐車場などの共有スペースも限られている物件が多いので、他の入居者と顔を合わせたり、挨拶を交わしたりする機会も自然と生まれるはずです。同じ大学に通う学生がいれば、親交を深めるきっかけになり得るでしょう。

デメリット

アパート住まいにはメリットもありますが、次のようなデメリットもあります。


・隣の生活音が気になる場合がある

・振動が伝わることがある

・物件によっては設備がシンプルな場合がある

・寒暖差を感じやすい傾向にある


構造によって変わりますが、木造アパートだと隣の部屋からの生活音が気になったり、上の階からの振動が伝わってきたりすることがあります。


学生の場合、オンライン授業などは静かな環境で集中して受講したい場面もあるため、音や振動が気になる方は注意しておくとよいでしょう。


なお、音や振動は、角部屋・最上階を選ぶ、防音マットを敷くといった工夫で軽減できることもあります。また室内の快適性は断熱材やサッシなどの仕様、日当たり、気密性によって左右されます。物件によっては外気の影響を受けやすく、冷暖房が効きにくく感じたり、隙間風が気になったりする場合もあるかもしれません。


生活の快適性を保つためにも、内見の際には近隣の環境や設備をしっかり確認することが重要です。

アパート住まいに向いている方の特徴

マンションよりアパート住まいに向いている方の特徴について見ていきましょう。


どちらを選ぶべきか迷っているなら、次の2つのポイントに当てはまるかどうか、入居後の生活を想像しながら考えてみてください。

住居費を最優先で抑えたい方

できるだけ賃料・初期費用などの固定費を抑えたい方には、アパートが選択肢になりやすいでしょう。一般的にマンションと比べて賃料や管理費(共益費)が低めに設定されている物件が多く、初めての一人暮らしで出費を抑えたい学生の方にとっては大きなメリットとなります。また、浮いた費用を生活費や趣味、将来のための貯蓄に回したい方にも向いています。

生活音に強いこだわりがない方

音や振動が気になりにくい方であれば、快適なアパート暮らしを送ることができるでしょう。生活音の感じ方には個人差があるため、もし近隣の生活音などが気にならないのであれば、賃料を抑えやすいアパートの方が大きなメリットを感じられます。


こうした点をアパートならではのメリットとして捉えられるでしょう。

お部屋探しは賃貸マンションとアパートの違いを押さえて

賃貸物件のマンションとアパートには、建物の構造や設備の違いから、賃料・遮音性・耐震性などに差が出る傾向があります。あらかじめ特徴を把握しておくと、条件整理がしやすくなり、お部屋探しもスムーズに進められます。物件ごとに仕様は異なるため、希望条件に照らして比較しながら選ぶとよいでしょう。


ナジックでは学生マンションを豊富に取り扱っており、ご希望の条件に合った物件をご紹介しております。賃貸物件のマンションとアパートのどちらにするか迷っている方も、希望条件や予算に応じて提案が可能です。


初めての一人暮らしでも快適に生活を始められるようサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。