起きてしまってからではもう遅い犯罪。 最新の防犯設備を備えたマンションだから大丈夫と思っている学生さんもいるのでは? しかし油断は禁物です。
一人暮らしの学生さんが執念深い犯罪者から身を守るためには、日頃からの習慣が役に立ちます。自宅で過ごす時も最低限の防犯意識を忘れずに。
防犯は日ごろの心掛けから
防犯は日ごろの心掛けから
マンションの居室で気をつけたいこと
部屋で過ごす時も、必ず鍵とドアチェーンをかけること。 不審者に中に入られ、鍵を閉められたらそこは密室です。ほんの少しの外出でも施錠を忘れずに。 訪問者が来た場合も簡単にドアを開けてはいけません。面識のない訪問者はドアチェーンを外さずに対応しましょう。ドアを開けず、インターフォンで確認することも重要です。身に覚えのない荷物の配達などの場合は、必ず差出人の名前を尋ねましょう。
ドアだけでなく、窓やカーテンの戸締まりも気をつけておきたい項目のひとつです。寝るときなどは必ずすべての窓とカーテンを閉めましょう。たとえ上層階でも、ベランダなどを通じて不審者が侵入することがあるので注意が必要です。 さらに、万一の事態に備えて貴重品などは必ず別々の場所に保管しましょう。 現金・通帳・印鑑などを分けて保管することで、被害に遭う額を最小限に減らすことができます。
マンションのベランダ・玄関では…
マンションの玄関やベランダ、郵便受けなどに配慮を凝らすのも防犯上重要なポイントです。 きれいに片づけているだけでも、防犯効果あり。逆にルーズな印象のある部屋は犯罪者を呼び込みます。郵便受けに新聞や郵便物がたまっているのも×。空き巣に留守を知らせることになってしまいます。長期間留守にする場合は、郵便局に連絡し配達停止の手続きを取りましょう。
また、女性の一人暮らしは特に狙われやすいもの。ポストの表札は名字だけにしたり、 洗濯物を外に干す場合は男物の下着を一緒に干したりと女性の一人暮らしであることをあえて示さないようにするなどの対策をとることも重要です。また、女性の場合深夜のごみ捨てはしないこと。現在部屋に一人でいることを犯罪者に伝えてしまいます。
駐輪場では…
バイクや自転車は鍵をかけて駐輪場へ。路上駐輪を狙った大規模な窃盗団が全国で暗躍しています。
最後に頼れるのは学生マンションの居住者?
普段から居住者同士のコミュニケーションを心がけましょう。挨拶を交わすだけで、犯罪者が活動しにくい環境が生まれます。