初めての一人暮らしで、どんな間取りを選べばよいか迷っている学生さんも多いのではないでしょうか。1Kは、玄関・キッチンと居室が分かれていることで、プライバシーを確保しやすく、学生さんにも人気のある間取りの一つです。これから一人暮らしを始めようとしている方の中にも、「1Kって一人暮らしに向いているの?」「ワンルームと何が違うの?」と、気になっている方もいるかもしれません。
本記事では、1Kの基本的な特徴や間取りのタイプ、メリット・デメリット、1Kで快適に暮らすために意識したいポイントなどを解説します。納得できる一人暮らし用のお部屋を見つけたい学生さんは参考にしてください。
1Kとは
一人暮らし用の物件には様々な間取りがあります。ここでは、学生から人気が高い1Kの特徴とワンルームとの違いを解説します。
間取りや広さの特徴
1Kは、ひとつの居室に扉などで区切りをつけたキッチンスペースを組み合わせた間取りです。キッチンの広さは、4.5帖未満とされています。4.5帖以上ある場合はダイニングキッチン(1DK)、8帖以上ある場合はリビング・ダイニング・キッチン(1LDK)に分類されます。
出典:公益社団法人 石川県宅地建物取引業協会_不動産広告「最低必要な広さの目安となる指導基準」について
https://www.takken-ishikawa.or.jp/news/p757/
一般的な1Kの専有面積は18~25㎡程度です。生活に必要なスペースを確保できるため、学生の一人暮らしに向いている広さといえるでしょう。ただし、具体的な専有面積は物件で異なります。不動産会社で詳しく調べてから選択することが大切です。
ワンルームとの違い
ワンルームは、居室とキッチンの間に区切りがなく、ひとつの空間に一緒になっている間取りです。1Kとワンルームでは、帖数(畳数)の記載にも次の違いがあります。
【記載帖数の意味】
・1K:居室の広さ
・ワンルーム:居室とキッチンなどを合わせた広さ
記載されている帖数が同じであれば、キッチンを含まない1Kのほうが専有面積は広くなります。
間取りのタイプ別でみる1Kの特徴
主な1Kの間取りは、下記の2タイプに大別されます。
【間取りのタイプ】
・玄関とキッチンがつながっているタイプ
・キッチンが独立しているタイプ
ここでは、それぞれの特徴を解説します。
玄関とキッチンがつながっているタイプ
玄関とキッチンの間に仕切りがなく、キッチンと居室の間に仕切りがあるタイプです。玄関・キッチン・居室が一列に並んだ間取りに多いといえるでしょう。このタイプには、次の特徴があります。
【特徴】
・家具の配置がシンプルでレイアウトを決めやすい
・家事動線が短縮されて効率的
・同じ間取りに比べると賃料が抑えられている物件が多い
ワンルームに比べると、プライバシーを守りやすい間取りです。生活動線もスッキリとしています。ただし、玄関と居室の間(廊下)にキッチン・浴室・トイレをまとめている物件が多いため、水回りの収納が不足することがあります。
キッチンが独立しているタイプ
具体的な間取りは物件で異なりますが、このタイプは玄関・キッチン・居室の間に仕切りがあります。次の特徴を備えている点がポイントです。
【特徴】
・料理に集中できる
・料理用の収納スペースを確保しやすい
・物件数が限られている
一つの空間に、必要なキッチンツールや食材をまとめて収納することができるため、効率よく料理を作ることができるでしょう。集中して料理に取り組むことができるので、料理好きな方におすすめしたい間取りタイプです。賃料はやや割高になる傾向があります。
一人暮らしで1Kに住むメリット

居室とキッチンなどが分かれているため、1Kは一人暮らしの学生でも快適に暮らせる間取りです。具体的には、次のようなメリットがあります。
【メリット】
・プライバシーを保てる
・においや音がお部屋に広がりにくい
・物件数が多い
ここでは、各メリットについて解説します。
プライバシーを保てる
居室が独立しているため、宅配の受け取りや来客時に生活スペースを見られる心配がありません。さらにプライバシーを重視したい方には、玄関が独立しているタイプがおすすめです。
においや音がお部屋に広がりにくい
キッチンと居室がドアで分かれているため、調理中のにおいが寝具や洋服に移りにくく、油はねのリスクもないため、清潔な生活空間を保つことができます。また、生活音や外部の音も届きにくいので、勉強やオンライン授業、睡眠に集中しやすい環境を確保できる点も大きなメリットの一つです。
物件数が多い
学生を対象とする調査によると、35.6%が現在住んでいるお部屋の間取りに1Kを選んでいます(全国エリアを対象とするデータです。エリアにより割合は変動します)。この割合は、すべての間取りの中で最多で、1Kの物件がいかに人気があるのかの裏付けになっています。また、人気だからこそ多くの選択肢があるため、1Kを候補に含めると希望条件にマッチする物件と出会いやすくなるともいえます。
出典:at home「ユーザー動向調査 UNDER30 2023 賃貸編~多様化するUNDER30を8タイプに分類し、それぞれの傾向を分析~」
https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/under30-202311/
一人暮らしで1Kに住むデメリット
学生にも人気が高い1Kのお部屋でも、デメリットはあります。次のポイントを押さえておくと、納得したうえで1Kのお部屋を選択できるでしょう。
【デメリット】
・ワンルームと比較して賃料が高い
・圧迫感がある
これらのデメリットについて解説します。
ワンルームと比較して賃料が高い
プライバシーを守れるなどの理由で人気が高いため、1Kの賃料はやや高く設定される傾向があります。表示されている帖数が同じ場合に、ワンルームより必要になる面積が多いことも賃料に影響を与えるポイントです。
両間取りの特徴は異なりますが、よく似た条件であればワンルームのほうが賃料を抑えやすい場合もあります。ただし、具体的な金額は、物件のグレードや立地、お部屋の広さなどで変動しますので、条件を比較してから検討することが大切です。
圧迫感がある
キッチンと居室の間に仕切りがあるため、同じ専有面積でもワンルームより狭く感じることがあります。特に学生向けの1Kはコンパクトな設計が多いため、内見などを通して、ご自身の生活スタイルに合っているかどうかを確かめましょう。お部屋の圧迫感は、背の低い家具を選んだり、家具の配置を工夫したりすると和らげられます。
一人暮らしで1Kに住む際のポイント
1Kで一人暮らしをする場合は、整理整頓の方法やスペースの活用方法に気をつけることが大切です。ここでは、1Kの一人暮らしで意識したいポイントを解説します。
入り口の対角線上を整理する
1Kはコンパクトな物件が多いため、家具・家電の配置が見た目の印象に影響を与えます。入り口から見た対角線上を整理すると、同じ帖数でもお部屋が広く感じられます。
お部屋に入った時に、このエリアを見ることが多いためです。対角線上に余計なものを置かない、背の低い家具を配置する、アートや観葉植物を取り入れるといった工夫をすると、すっきりとしたおしゃれな部屋を演出できますよ。
デッドスペースを有効活用する
1Kでは、ベッドの置き方によって使い道のないデッドスペースが発生しやすくなります。次のポイントを意識すると、お部屋のスペースを有効活用できます。
【意識したいポイント】
・ベッドをお部屋の角に置く
・ベッドの下に荷物を収納する
これから家具を購入する場合は、収納付きベッドをお部屋の角に置くことで、お部屋の余白スペースを確保できます。
1Kは一人暮らしと相性の良い間取り
1Kは、キッチンと居室の間に壁やドアがある間取りです。居室が分かれているため、プライバシーを守りやすく、オンライン授業や自宅学習に集中しやすいことや、においや音がお部屋に広がりにくいなどのメリットがあります。学生にも人気が高く、物件の選択肢も多いため、理想のお部屋を見つけやすい間取りといえるでしょう。
ナジックでは、1Kの物件を多数紹介しており、学生マンションやアパート、食事付き寮なども検索可能です。沿線や大学、賃料、最寄り駅からの徒歩時間などの条件で絞り込みができ、問い合わせも無料で行えます。理想のお部屋探しに、ぜひ活用してください。